こんにちは、長谷川です。
先日実家に帰省した際、実家を出るまで使用していた自室の机の引き出しやクローゼットを見てみると、専門学生時代に使用していた教科書やノートが出てきて懐かしい気持ちになり、気が付いたら何時間もノートや教科書を眺めていました。
皆さまも部屋を掃除していて、卒業アルバムや昔使っていた懐かしいものが出てきたら、時間を忘れて懐かしさに浸った経験はあるはず。
ノスタルジックな気持ちになりながらも、専門学生時代にノートに綴ってあった言葉が今の私に少し引っかかったので、ブログで書いていきます。(なんの授業のノートかは忘れました。)
『あ、ちなみに専門学校はファッション系の専門学校です』
ファッションの専門学校と言っても、
洋服が大好きだからデザインの勉強がしたい。
洋服を自分で作れるようになりたい。
スタイリストになりたい。
とか、10代の私にはそういう強い気持ちや目標はなく、
ファッションってキラキラしていてカッコいいな。
人と同じ格好をしたくない。
モテたい。
という想いと洋服が好きという気持ちで、ファッションビジネス科というところで浅く広く学びました。
少し話は逸れましたが、専門学生時代にノートを見て、引っかかったこと。
・好況期にはファッションを楽しめる明るい鮮やかな個性的色
・不況期には無難でベーシックな安心感のある無彩色
が流行る。(選ばれる)
とノートに書いてありました。
なんの授業かは思い出せません。
最近。
黒、灰色、白。無難な色ばかり着ている自分。
確かにモードな感じで洗練されているしカッコいい。
カッコいいんだけど、無意識に無難で合わせやすい服ばかりを選んでいた自分。いつの間にかこのご時世に影響されていました。
元々、
ファッションはキラキラしていてカッコいい。
人と同じ格好をしたくない。
が、洋服を好きになったきっかけだったから思い出せて良かった。不意に実家に帰ってみるものですね。
あと、
週末にこのブログを書いていたら海外のお客様がお店に来て、今書いているブログと同じような話になって盛り上がりました。
その際仰っていたことに『素敵だなぁ』と、感じたのでブログに書かせていただきます。
そのお客様は、コロナ禍でお洋服を好きになったと言っていました。
よくよく聞いていると、
『コロナウイルスが流行り始めてから在宅ワークで人と会う機会も減って、自然と落ち込んだ気持ちになっていました。
自宅で過ごす期間も、友人は趣味に没頭していましたが、自分には趣味がない。
そんな気持ちが暗くなっているとき...
ふと、着るものは明るくしてみようと思って、そこから洋服が好きになりました。
元々、黒い服ばかりだったから、色の組み合わせから考えてみよう。と色々と挑戦しているうちに洋服にはまっていったし、身につけるものが明るくなると気持ちも明るくなりました。』
と、仰っていて話す表情もキラキラしていたし、たくさんの洋服を試着して『どうやって合わせようかな?』とか『その明るい色のシャツも着てみたい』とか楽しそうに洋服を選ばれていて、私も楽しかった。
週末の雨、しかも土日の二日連続。雨で落ち込んでいた気持ちが晴れました。ありがとうございました。(笑)
そして、帰り際に
『ファッションは間違えても誰にも迷惑をかけないし、これからも色々挑戦します~』
と店を出ていきました。
素敵ですよね?
『合わせやすいからこれにする』
も、良いけど
『これが着たいからどうやって合わせよう?』
って時間を使って考えて、ファッションを楽しみたいですね。
時間は削られるけど気持ちにはゆとりが生まれるはず。
今季のテーマカラーのライラックは、穏やかで優しくて、高貴な品がありながらも幼さのある色。
ライラックの持つ曖昧さには、日本ならではの美しさを感じられる。
『どうやって合わせようか?』
最後までありがとうございました。