
STYLE LAB -「研究」と「愛」-
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こんにちは。
KUONの藤原です。
今回のブログでは、今週末 9月27日(土) から発売となる「STYLE LAB」についてご紹介いたします。
その前に一言。
皆様のおかげで KUON Flagship Storeは5周年 を迎えることができました!
本当に、本当にありがとうございます。
まだ長谷川店長の不在を大きく感じる日々ですが、今年は特別な周年イベントは行わず、「STYLE LAB」の発売に合わせて、ささやかにお飲み物などをご用意し、皆様のご来店を心よりお待ちしております。
STYLE LABとは?
A Laboratory of Style. ― 自分たちが考える“スタイル研究論”。
インラインでは展開しない生地開発やデザイン、スタイルを実験的に試み、追求するプロジェクトです。
実際に服を製作し、着用を繰り返し、KUONの基準をクリアしたアイテムだけを残して、不定期にリリースしていきます。
「コレクションライン」や、それを日常に落とし込んだ「アトリエライン」とは異なり、もっと根源的にKUONの物づくりを探求し、関わる人たちの“今”の声を形にするのが、この「STYLE LAB」だと考えています。
今回のテーマは「加工」
STYLE LABは今年の春から少しずつ取り組みを始めてきましたが、本格的に時間をかけて研究したのは今回が初めて。テーマは「加工」です。
KUONは「藍染」「泥染」「刺し子」といった日本の伝統技術を取り入れることを得意としていますが、意外にも「加工」に関してはこれまであまり挑戦してきませんでした。
しかし、私たちの協力工場には世界屈指の加工技術を持つパートナーがあり、この分野での研究を進めてみることにしました。
取り組んだのは「ペンキ」と「ブリーチ」。
久しぶりのブリーチに加え、初めてのペンキ加工に挑戦しています。
さらに、KUONの代表的なスタイルである「キモノカラー」「ハカマ」に加え、今シーズン復活した「テーパード」を組み合わせ、3スタイルで研究を重ねました。
「キモノカラー」では着丈にも手を入れ、いつもとは異なるシルエットを生み出しています。
実際に袖を通していただくのが一番ですが、正直に言って… とてもかっこいい です。
語彙力がなくて恐縮ですが、あえてシンプルにそう言わせてください。
「ハカマ」も「テーパード」も、これまでとは違った表情を見せてくれるはずです。
ブリーチとペンキ
まずは「ブリーチ」。
過去にも何度か挑戦した技法ではありますが、今回のデニムでの表現は新鮮です。特に「ハカマスタイル」はとても新しい見え方で、ショート丈のトップスに合わせたくなる仕上がりになりました。
そして「ペンキ」。
これは個人的に “待ってました!” という気持ちです。
ペンキ加工自体も好きなのですが、今回は色使いがとにかく素晴らしい。サンプルを見た瞬間からずっとシビれていました。
また、加工を施すことでベースのデニム生地が柔らかくなり、穿きやすさが格段に増しているのも嬉しいポイントです。
Kimono Collar Shirt
ブリーチ加工 ¥30,000 +tax / ペンキ加工 ¥31,000 +tax
Tapered Trousers
ブリーチ加工 ¥35,000 +tax / ペンキ加工 ¥36,000 +tax
Hakama Trousers
ブリーチ加工 ¥44,000 +tax / ペンキ加工 ¥45,000 +tax
STYLE LAB=スタイル ラブ
「STYLE LAB」という名前は「スタイル ラブ」と読みます。
そこには「実験」「研究」であり、同時にブランドや物づくりへの「愛」という意味を込めました。
2020年にオープンしたKUONのお店は、「ファッションを通じてコミュニケーションの場にしたい」という思いから始まりました。
この「STYLE LAB」も、そんな思いを受け継ぐプロジェクトです。
最後に
百聞は一見に如かず。
ぜひ、9月27日(土)に実際にご覧いただければと思います。
もちろん、遠方の方のためにオンラインストアでも同日発売いたします。
そして改めて。
皆様のおかげでKUONは5年間続けてこられました。
心より感謝申し上げます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
KUONスタッフ一同