吉野格子
今から400年ほど前、日本を侍が治めていた時代。
京都に知性と美貌を兼ね備えた吉野太夫という花魁がいました。
その吉野太夫がとても気に入っていたことから吉野格子とも、また別の一説では吉野太夫と結婚した相手が着ていたからとも言われています。当時の文化人にとても愛されていたのがこの吉野格子なのです。
この柄は正倉院からも見つかっており、奈良時代に生まれたと言われています。歌舞伎の衣装にも用いられており、家紋のように各世帯ごとにある格子柄のひとつのパターンでした。
KUONでは刺し子織りで表現しています。