そんなファッション業界的な季節の移り変わりのタイミングに、22春夏コレクションの振り返りを兼ねて代表の藤原と私の推しのスタイリングやアイテムをご紹介いたします。
題して、
『藤原、長谷川お気に入りスタイリング3選』
を、 対談形式でお届けいたします。
それでは早速!
長谷川お気に入りスタイリング①
長谷川(以下、長):それでは、先ずは私から推しのスタイリング行きますね。で、次が藤原さんで交互にいきましょう。
藤原(以下、藤):押忍!
長:では、私から気に入っているスタイリングをご紹介します。
先ず最初にご紹介したいと思ったのがこのレインコートに合わせたスタイリング。
2022年の春夏コレクションアイテムの中でも一番初めにブログでご紹介しましたし、サンプルが上がってきたタイミングで初めて見たときにこれは良いなと興奮した記憶があります。
普段はスプリングコートを着ないんですよ。
藤:うんうん
長:着られる季節も短いし、どうなんだろうなって思っていたんですが、撥水機能も付いているので、6月の梅雨時期まで着れるんじゃないかなって思って展示会でオーダーしましたね。
藤:はっせーめっちゃよく着てるもんね(笑)
長:はい。実際に2月の雪の日とかに着たり真冬から着れるのでとても重宝してます。
藤:中にTeeシャツとか合わせて着られるし、この前の雨の日も着てたもんね。
流石に今は暑いか。。。?
長:実際裏地にも凹凸があるし、肌と触れ合う面積が少ないので、ジメジメする今の時期もサラッと着られますよ。
藤:はいはいはい。軽いしね~、空気もはらむしそんなに暑くないか。
長:そうなんですよ、後ろのベンチレーションのところから風も入って来るし結構涼しいです。
藤:冬はGジャン合わせてたもんね。
長:そうですね。
藤:あとこれは、石橋のいわゆるパターンのテクニックが詰まっていて、凄く綺麗だなぁって。
藤:僕は昔からKUONを見ているけど、石橋が作って良いなぁって思うアイテムの中にはコートがあってさ、シンプルなコートを作らせるとめちゃくちゃ上手いのね。
長:はいはい。
藤:作りとかシルエットの出し方とか、パタンナー上がりのデザイナーだからさ、0から作れるじゃない?
長:はい。
藤:想像してそれを形に残せるのがKUON石橋の強みだし、コートのバランスの取り方が秀逸だよね。だから、色々な要素があるけど長谷川君が気に入ったっていうのもわかる。
長:はい。気に入ってますし、多分飽きずにずっと着ます。
藤:シンプルだし、飽きない色だよね。色んなパンツにも合わせやすいし。
長:はい。このパンツはこの前のサンプルセールの準備の段階から目をつけていて、最後行かせてもらいました。(笑)
藤:はいはい。(笑)はっせー欲しがってたよね。
長:はい!そんな感じで次藤原さんお願いします。
藤原お気に入りスタイリング①
藤:先ずは、ファナージュコットンのセットアップです。
色はサンド。ベージュとも言わないし、ホワイトとも言わないし...
長:なんとも言えない色ですけど、今の時期惹かれますよね。
藤:そう。真っ白とは違うし、素材感も相まってKUONらしくてお気に入りですね。
長:色味も生地も優しいですよね。
藤:そう。年も年だしさ。
最初はネイビーの裂き編みジャケットも良いなって買ったんだけどさ、あっちはちょっとモードな感じがするから秋口に着ようと思ってて、夏に着るんだったらこの感じが良いなって。
長:はいはい。
藤:素材自体はファナージュコットンって石橋先生好きじゃない?
長:そうですね。
藤:KUONならではの安心感のある素材で作ったセットアップなので、昔から見ている者としては、安心感がありながら色で遊べるし、セットアップって僕が個人的に好きなので、おすすめしたいと思いましたね。
藤:今シーズンのジャケットの中でも、一番取り入れやすいというか、パッチポケットで、どちらかと言うとオーセンティックな形なので気を張らずに着られるから良いなって。
長:はい。肩パットとかも入ってないので、今みたいにTeeシャツに羽織っても着やすいですよね。
藤:スーツの延長でセットアップを着たいので、共地で合わせたいなって。
そこに、バンドTeeとか面白いTeeシャツをパンツにインして着るっていうところかな。
長:これ誰でしたっけ?(笑)
藤:ブリちゃんだよ(笑)
長:そうだそうだ。良い感じにリラックス感でてますね。
藤:僕は、一個一個うんちくで洋服を見るというよりも、トータルスタイリングで見たときに格好良いかって見るんだけど。
長:はいはい。
藤:セットアップを着るときはどこかに崩しを入れたくて、Teeシャツで遊ぶ代わりに靴はオーセンティックにコンバースで合わせて、そこに3sinのキャップを合わせる。これが、夏の藤原流。こんな感じ。
長:なるほど。タックインするとパンツのプリーツも見えて良いっすね。新鮮です。
では、次私から。
長谷川お気に入りスタイリング②
長:次はRELIEF PATTERNED H/S Zip-up Jacketに2Way Tuck Pants。
藤:それよく着ているやつだ。(笑)
長:半袖なんですけど2月からずっと着てます。
2月入荷で夏まで我慢できなかったので、冬はパーカーや長袖シャツの上からジャケット感覚で羽織ってましたね。
やっと半袖シャツとして着れる時期が着ました。
藤:それって蒸れないの?素材何?
長:コットン生地なので結構しっかりしているんですけど、幾何学に樹脂コーティングが施されていて立体的になっているので、風をはらむからあんまり蒸れないです。
藤:コットン100?
長:そうです。コットンに樹脂がコーティングされているので、紙のようにパリパリしてて面白いです。
そして、パンツはハカマパンツ。
藤:今シーズンの新しい形だよね。
長:ウエストのボタンでタックの位置を変えられるので面白くて結構お客様からも反応いいです。
藤:確かに穿いたお客様はみんな『良いっすねー』って買って行ってくれるよね。
長:ナイロン生地は楽ですしね。
藤:まぁ、はっせーがよく穿いててお気に入りなんだろーなーって思ってます。
長:2022年1番穿いているパンツです。
では、次藤原さんからお願いします。
藤原スタイリング②
藤:次はほぼ全身がKUONなんだけど、KUONぽくない感じのスタイリング。
長:うんうん
藤:僕はよくこういう格好をするので、長谷川君は見慣れているかもしれないけどお客様からしたら新鮮なスタイリングかもね。
長:確かに新鮮ですね。
藤:先ずアイテム的に言うと、BOROプリントのPatchwork Shorts。
今までのBOROに対するアプローチと違って新鮮に見えるよね。
形は膝上のいわゆる夏用ショーツ。これは夏に是非穿いてほしいよね。
長:そうですね。
藤:ショーツだと個性的な柄物も取り入れやすいし、形も綺麗。
長:これ股上は深めですか?
藤:ちょっと深めだけど、定番なショーツの形だと思うよ。オーセンティックなショーツに近いから穿きやすい形ではあると思います。
藤:続いてパーカーはSASHIKO STRIPE Baja Shirt。僕ばメキシカンパーカと言っているけど、ようやくこういうモノを石橋が作ってくれたかって感じかなぁ。
今シーズンのテーマの1つが光なんだけど、そこからインスピレーションを受けた中で、中南米のサンサンと照り注ぐ光のイメージからこの刺し子生地が出来てメキシカンパーカに落とし込まれているのが面白いよね。
長:はい。しかもメキシカンパーカなんだけど被りじゃないから着やすいですよね。
藤:そうだね。被りからジップになるだけで使い勝手が変わって来るよね。
これは、最初から『着るぞ』と思って展示会でオーダーしていましたね。
長:そうでしたね。
藤:刺し子の生地も面白くて、遠くから見るとわからないんだけど近くで見ると『刺し子か!?』ってなるのも面白いですね。
この生地で、長袖シャツと半袖シャツもあるけど全部揃えたいよね。
長:はい。わかります。
では、次私から最後いきます。
長谷川スタイリング③
長:しつこいですが今回もハカマパンツ。
藤:しつこいね(笑)
長:すみません。めちゃくちゃ気に入っています。
今回は、Indigoカラーです。白とネイビー系の色の繋がりは清涼感や清潔感があると思っていて、実は夏に1番好みな色合わせです。
藤:KUONの店頭に立つのに非常に優等生な合わせだね(笑)
長:はい。確かにそうかも。インナーに着ているT-シャツのBOROの部分は見せたいのでシャツは羽織り感覚で着ます。
藤:なるほど。
長:藍染シャツはDark・Medium・Lightの3段階の染め色でご用意されていますが、濃い顔を少しでもまろやかに見せたくてLightを選んでます。
藤:まだ濃いよ(笑)
長:あと後ろ姿も好きで、着丈が長めに設計されていてお尻まで隠れる長さなのも良いし、着ていることを忘れるぐらい軽いオーガニックコットン生地なので、風や動きでふわっと動きが出て、シンプルだけど着ていてカッコいいシャツだと思ってます。
藤:タックインしても着れる着丈の長さだよね。
長:はい。シンプルレギュラーカラーシャツなので重宝しますね。
では、最後藤原さんお願いします。
藤原スタイリング③
藤:最後は僕がKUONで1番好きな形のパンツ。
基本的に1年中穿いていて、冬だとショーツの下にタイツを合わせて穿くことが多いです。
長:本当に1年穿いてますよね。
藤:日本では穿く人が少ないと思うんですが、絶妙なひざ下の長さが着る人のスタイルを際立たせてくれるので気に入っていて、KUONを応援してくれている、ニックウースターさんも好きなショーツで毎シーズン購入してくれているので、アトリエではニックショーツと呼んでいます。
長:シルエットも綺麗ですよね。
藤:そう。モードでもストリートなスタイリングでもどちらでも合わせられるところが面白いと思っていて、今回はファナージュコットンの素材感と色が気に入っていてよく穿いてますね。
食わず嫌いにならずに是非一度試していただけたら嬉しいです。
長:合わせてるカーディガンも良いですよね。
藤:今シーズンのテーマであるカラーオブライトを表現した1着でとても完成度が高いと思っていて、リバーシブルだから白い方を表にして着ても良いですが、僕はライムグリーンの面を表にして着ることが多いいですね。
長:メッシュのライムグリーンの面で、是非挑戦していただきたいです。
長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
2022年の春夏コレクションのアイテムはこちらからご覧いただけるので、皆様も振り返ってみてください。