東京は小春日和が続いていますが、気がつけばもうすぐ師走ですね。店頭ではアウターを探している方が増えてきましたので、KUON Flagship Storeより今季のおすすめアウターをご紹介します。(もちろん全商品オススメですが…)
SALT SHRUNK NYLON Reversible "MA-1" w/SAKIORI (Black)
このボンバージャケットは一見ベーシックなMA-1フライトジャケットですが、想像よりも着丈が少し長めにデザインされているので、どんな体型の方でも似合います。丈が短すぎてボンバーが苦手という方もいますが、そんな心配は無用です。下の写真のアラタさんは177cm、Lサイズ着用です。
ちょうど良い着丈ですよね?
続けてシルエットですが、ドロップショルダーにたっぷりした袖、身幅も広く、全体的にオーバーサイズなアイテムですが、どこかエレガントな仕上がりです。その秘密はパターンにあります。石橋はパタンナーとしての経験が豊富なので、こういったカジュアルさと上品さを共存させることが得意です。KUONの商品は独特の生地がまず目を引くので、あまり知られていないかもしれませんが…
石橋が店頭に居る日はそのあたりのこだわりも聞けるかもしれませんね!
先述の生地についてですが、表面のナイロン生地には「塩縮加工(SALT SHRINKING)」と呼ばれるシワ・凹凸加工が施されています。伝統的にシルク生地を縮ませたり、シワ加工を施す際に塩が使われてきましたので「塩縮」と呼ばれますが、ナイロンの加工には塩ではなく苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)、酢酸などの化学薬品が使用されます。また、文字通り縮ませるのではなく、化学反応によってナイロン繊維を膨らませ、縮んで詰まったような風合いを生み出しています。細かいことはさておき、この加工によりナイロンに岩肌のような独特の表情が生まれます。この加工の際に繊維内の水分量も少し減るので、加工前のナイロンよりドライな肌触りになります。
裏面にはカラフルな裂織が高精細でプリントされています。離れて見るとただのストライプ(ボーダー)のジャケットに見えますが、近くで見ると裂織です。
そうなんです、リバーシブルです!一着で二着分お楽しみいただけます。
古江くんの着用写真でディテールを見てみましょう。
BORO Cap、 FANAGE COTTON ShirtとDENIM WIDE Pantsでコーディネート。 BORO Capはオンラインストアではご利用いただけませんが、直営店と通販ではお買い求めいただけます。 こちらからEメールでご連絡ください。
胸には裂織ワッペンが2つ付きます。ベルクロ仕様なので移動、取り外しも可能です。
オリジナルのMA-1と同じく、袖にはシガレットポケットも付きます。
丸みのある肩まわりは、KUONのトップスの特徴です。
黒はBORO Cap、SASHIKO Argyle P/O shirtとSAKIORI Trimmed Trousersでコーディネート。こちらもEメールでご連絡いただければ通販可能です。
次回は少しフォーマルなアイテムをご紹介します。
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