こんにちは、長谷川です。
KUONの店頭には襤褸や刺し子や裂き織りなど、職人の手仕事の加わった服が多く無地の服が少なく感じます。(実際に少ないですが)
今回は数少ない無地の服たちの中からシンプルなシャツをご紹介します。
気温が上がったせいか今の私の気分は白シャツです。
(袖をまくってラフに着たい。)
(毎日T-シャツ着て仕事してて味気なさを感じてきた。)
そんな気持ちでKUONの白シャツを店頭で試してみたら良かったのでブログに書くことにしました。
このシワッシワの表情。 遠州の温暖な気候で天日干しすることで生まれる独特の表情。FANAGEとはフランス語で干し草を作る工程のことを意味します。 シンプルな無地のシャツですが、職人の技術とこだわりが詰まっています。
FANAGE COTTONとは?
先にも書きましたが、遠州独自の技法です。
昔から受け継がれている独自の技法を持った職人さんが手作業で染色して、遠州地方の強風とたっぷりの日光にあてて天日干しをして生まれています。
熟練の職人による手間のかかった手作業と、機械等を使用しない天然乾燥でシワのある独特な表情を表現。
経糸、緯糸ともに40番単糸を使用し、限界まで打ち込みを増やした遠州・浜松製の高密度なダンプ生地(タイプライター生地)。
ホワイトは生成り色を一度ブリーチし、さらにオーバーダイ加工、天日乾燥しています。
凄くめんどくさそうな作業ですが、めんどくさい作業を経ることで独特な色合い・風合いが生まれます。
どうゆう生地なのか文字でお伝えするのが私にはできないので、是非一度店頭で手に取っていただきたいです。
細部のディテール
前身ごろにゆとりを取ることで、袖をきれいに取り付けられるようパターンワークされています。
クラシックな白シャツな雰囲気を残しつつも、今っぽいキレイめなシルエットに仕上げられました。
よく見ると衿周りに余裕を感じます。
衿は洗濯によって縮みがちなので、長く着てもらえるようにあえて余裕を持たせています。
胸ポケットの配置箇所も面白いので拡大します。
前立てのすぐ横にポケットを配置させています。
取付位置も少し低めなので胸ポケットと呼べないかも、、、
デザイナーの遊び心です。
前と後ろの切り返し部分です。
前身ごろと後ろ見頃の切り返し部分に、ほつれ糸を隠し強度を保つため、裏地に同素材のあて布を施しております。
こうゆう細かな気配りはとても嬉しいです。
ホワイト以外に、グレーとベージュの間ぐらいのカラーもご用意しております。
是非見に来てください。
FANAGE COTTON L/S Shirtの無地スタイリング組んだので今度ブログで紹介します。
最後にお知らせです。
KUON Flagship Storeが漫画出演しました
【服福人々-ふくふくひとびと-】の中でKUONのお店が描かれています。
作者の「坂本 拓」さんがブランドに興味を持ってくれたところから始まり、
実際にお店へ取材にいらしてから描いてくれたのでかなりリアルです。
作者の坂本 拓さんの許可をいただいたので少しだけ、、、
KUONのお店にいらしたお客様ならわかっていただけるはず!!
凄い再現率です。
確かに坂本さんがいらしたときにフックでSAKIORI Patched Denim Shirtかけてました。
更に、、、
KUONデザイナーの石橋さんも登場です。
KUONの入り口にある提灯やベンチ、シグネチャーの襤褸JKTやSS21商品も登場します。
詳しくは→こちら←から読んでみてください。(後半に続く)
2話使ってKUONのことを描いてくれてます。
いつもいる場所が漫画になるのは、すごく新鮮だしとても嬉しいです。
ちなみに、店頭の本棚には【服福人々-ふくふくひとびと-】KUONチームみんなの愛読書。
私は続きが気になっていたし、KUONが出てくるのを楽しみに待ってました。
皆様も遊びにいらした際は店頭で是非読んでみてください。ハマるはずです。
坂本さんが遊び来てくれたので、石橋さんと2ショット!!
(お互いの作品を手にしながら)
(しかも坂本さんの初顔出しショット)
坂本さんありがとうございます。またいつでも遊び来てください。
最後までありがとうございました。