こんにちは。
KUONの長谷川です。
3月です。
先週もお伝えした通りSS21コレクションラインが店頭に揃っております。
週末は私と同じように、多くのお客様が冬の終わりを感じており、春を服で楽しまれている様子が伝わってきました。なので、店頭では心地よく会話させていただきました。
2ndデリバリーで入荷した野良着。
昔、日本はほとんどの家が農家でした。
畑仕事をするのに適した、働き着として機能性が優先され、着やすく、活動的で外傷からの保護や防虫を目的として簡略化された日本古来のワークウェアです。
昭和に洋服が入ってきてからは、少しずつ廃れてきてしまった日本の服です。
"SAKIORI Torimmed Noragi"(2101-JK0711)
週末は想像以上に多くのお客様からお問合せをいただきました。
デザイナーの石橋さんの手によって立体的なパターンで現代的にアップデートされており、ストレスを感じない着心地。そしてこの醸し出す雰囲気。とても気分が上がります。
生地表面にピーチ起毛を施してあり、しなやかでありながらコシのある上品な表情です。
ですが私は、客観的に自分のコーディネートを見て違和感を感じました。
これは番人受けする服ではなく、着る人を選ぶのでは?と。
しかし、試着されたお客様を見てみると雰囲気があり、やはりかっこいい。
ベーシックなデザインでは無いけれど、それ以上に着用した人を黙らせてしまう服なのかもしれません。
なので、今回私は長々と服の説明はしません。
もちろんオンラインでの販売もしておりますが、LOOKを見てかっこよかったからとかではなく、一度着用してみてその時の体験や感覚込みで選んで欲しい一着な気がします。
普段は袖を通すことが無いような服でも一度袖を通してみると、案外気に入っていただくこともあるはずです。
気分が上がらない時などは、あえて普段は着用しないデザインの服に袖を通してみてください。服にはその人の気持ちを高揚させてくれる力があります。
なので、ご来店いただいた際は、ご遠慮なさらずにたくさんの服に袖を通してみてください。
最後までありがとうございました。