[Kumihimo] Pursueing both functionality and beauty

[組紐] 機能性と美の追求

こんにちは、長谷川です。

2023秋冬コレクション、2024春夏コレクション2シーズン連続で登場している組紐。普通の紐と何が違うのか?調べれば調べるほど奥深い。

今回は組紐について書いていきます。

紐には3種類ある

そもそも、紐は大分すると3種類あることはご存知ですか?

撚り紐、織紐そして組紐。組紐についてはたっぷりと後述するので撚り紐と織紐について簡単にご紹介します。

撚り紐

撚り紐とは、読んで字の如く、撚りを掛けて作られる紐です。原始的なつくりから、もっとも歴史の古い紐だと考えられています。伸縮性が低く、強度が高いため、綱として使われることも多いです。

Shirine

しめ縄や相撲の化粧廻し、綱引きの綱などで目にしたことがあると思います。

織紐

織紐も読んで字の如く、経糸と緯糸によって織られた紐です。世界で最も幅の狭い織物としても知られる『真田紐』が有名ですね。

Woven code

こちらも伸縮性の低さが特徴で、茶道具を入れる木箱を結ぶためや、刀や武具を締めるに用いられたそうです。家紋のように独自の織柄があり、それによって誰の持ち物か判別できたそうです。

組紐とは?

3本以上の絹や綿糸を組んで作る紐。編物や織物といった生地を制作する技術の一種で『組物』と分類されます。先述の2つと異なり、伸縮性の高さが特徴です。

Kumihimo

手組みの組紐は工芸品として高い評価を得ている傍ら、機械組みの組紐や組み方は数多くの先端技術にも応用されています。医療機器や工業製品など様々な製品に導入され、わたしたちの生活を影で支えてくれています。あなたも知らない間に『組紐』のお世話になっているかも。

組紐の種類

組紐には、四角に組む『角打紐』、リボンの様に平に組む『平打紐』と丸状に組む『丸打紐』の3種類に大きく分けられます。さらにその中でも、組む糸の本数で細分化されていきます。

組紐

写真は今季のKumihimo Hoodie のBlack。黒糸と光沢ある銀糸で組んだ『丸打紐』です。異なる糸を組んでいくことで、紐に規則的な柄が出来てデザインのアクセントとして楽しめる組紐。ちなみに光沢感のある銀糸は、扱いが難しくて組んでいくのにひと苦労だそうです。

デザインのアクセントとして一役買っている組紐は、日本の伝統的な工芸品。しかも、約1300年前の奈良時代には日本に根付いていた歴史があるようです。

『用と美』を両立する組紐

 青森県の三内丸山遺跡から植物を使った五つ組の断片が出土したことから縄文時代には存在していたようです。そして、正倉院や法隆寺に組紐が保管されていることから、約1300年前の奈良時代には人々の生活に根付いていたと思われます。平安時代には貴族の正装に使われており、美としての用途で使われておりました。

その後、侍の時代には、刀の柄巻(グリップ)や下げ緒(帯に刀を縛る)として使用されました。また、その実用性もさることながら、刀を美しく見せるための役割も担っていました。そのため、『用と美』を兼ね備えた組紐の人気は高まったそうです。

近代では『結びやすく緩みづらい、しかし、解くときにはほどきやすい』という特徴を生かして、着物の帯締めなどでも使用されてきました。先に述べたように、現代に於いても組紐は『用』と『美』を兼ね備えた唯一無二の伝統工芸品として重宝され、さらには様々な技術に応用されています。

Kumihimo Hoodie

KUONの組紐フーディにおいても、柄の様に組まれた組紐は結んでフードがずれることを防ぐ『用』と、装飾性ある『美』を兼ね備えています。

最後に、私が3回以上見ているアニメ映画「君の名は。」には、重要なアイテムとして組紐が出てきました。

君の名は。

「君の名は。」を見ていない方のためにも簡単に説明すると、今を生きる東京の少年と3年前の時間軸に生きる田舎の少女が入れ替わる話。

今と3年前を入れ替わりながら行き来するのに追いつけず、私は3回以上見てやっと内容を理解しました...ストーリーはもちろん、日本の伝統を感じられる場面があり面白かったです。あと、普通は1回で理解できると言われています。笑

映画の中で組紐にまつわる素敵なことを言っていました。

寄り集まって形を作り、捻じれて絡まって、時には戻って、途切れ、また繋がり。

それが"組紐"。
それが時間。
それが結び。

糸を繋げることも結び。人を繋げることも結び。時間が流れることも結び。
全部神様の力や。

組紐には目に見える結びもそうですが、流れてきた時間や人々の想いや伝統、様々な人とのご縁、目に見えない大切なモノを繋ぐ役割を担うという願いが込められているそうです。

デザイナーの経験、培ってきたものやアイデアがデザインとなり、職人さんや工場さんが形にして、それを皆様が着て洋服になって...繋がってますよね?

色々書きましたが、純粋に『お洒落な紐が付いたフーディだなー』で手に取っていただく。これもご縁だと思います。

そして、組紐や伝統技術に興味を持っていただく。そんな風にご縁をつないでいけたら素敵ですね。

最後までありがとうございました。

本日ご紹介した商品はこちら。

Kumihimo Hoodie

 

Kumihimo Hoodie

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